よく切れるもの、カッコはいいけれど切れ味がわるいもの、まったく切れないものまでいろいろです。
活版印刷が発明され、ヨーロッパ諸国では新聞や書籍が印刷販売されるようになりました。当時の書籍は裁断や表装はされておらず仮綴じ状態で、自分で裁断しながら読むか、あるいは製本屋さんに出して「ルリユール(reliure)」してもらっていたみたいです。書籍はかなり高価なもので、貴族や富裕層でなければ本を読むことなんてできませんでした。ですから、本を読む際に必要なペーパーナイフも綺麗に装飾されたものも多く、一つのステータスシンボルであったみたいです。
現在でもフランスでは自分であとからRelie(=仏語で“つながる”の意)をする仮綴じの本が販売されているそうです。
残念ながら僕にはそんな素敵な本に出会ったことも読むための教養もないので、ペーパーナイフはもっぱら封筒を開けるためだけに使っています。これも大切な使い方です!
日本にもアンカットの本があるらしいので、いつかは自分のペーパーナイフを使って、1ページ1ページ切離しながら読んでみたいものですね。
左のペーパーナイフは立派な鞘なんかついているくせに肝心の刃がガタガタでまったく切れません。左から2番目はGucciの高級品。3番目は刃に厚みがあってこれまた切れない。そして右端のナイフが一番のお気に入り。シンプルなデザインで良く切れます。
ナイフと言えば、商売道具の一つScalpel(スカルぺル外科用メス)!!
これは切れ味鋭く繊細でなければ困ります。
刃先も尖ったものや丸いもの、カマ型のものやグニャグニャ曲がる刃のものまでいろいろな種類があり、手術で切る部位や用途によって使い分けます。
これはドイツ製のスカルぺル
僕のお気に入りは安全カミソリで有名な日本製のFEATHERです。フェザー安全剃刀株式会社のスカルぺル
どーです。良く切れそーでしょ!
良く切れますよ!!