2012年12月27日木曜日

CT導入!

今年は年明け早々に診療室の床工事と診療チェアを新しくしました。
ゴールデンウィークには院内PCとLANを組みなおしました。

そして先日、古くなったレントゲンの機械を撤去して、新たに3D-CTを導入しました。


 

 狭いレントゲン室なので撤去も搬入もとても大変でした。
2日間、夜中までの作業でした。
しかし、よくこんな狭い所に、大きな機械が入るものだと感心しました。
さすがプロの仕事です。

休診の日は何かとドタドタ、バタバタ修理や工事が多かった一年です。安全な診療を行うには必要なことなので仕方がないです。それにしても先日導入した3D-CTは凄いです!

 
顔面は骨が複雑に重なっているため、外傷や腫瘍等の手術ではCT撮影が欠かせません。15年くらい前まではCT撮影してから3D-CTを構築するまで数時間?あるいはもっとなんてことは当たり前でした。

皆さんも見たことがあると思いますが、左右並んだ2つの図や写真を右は右目で左は左目で見ると立体に見えてくるステレオ写真。実はこのステレオグラムはレントゲン写真でもあって、慣れないとなかなか立体に見えなくて困りました。気難し顔をして、レントゲンを睨みつけている姿は、ただ立体に見えてこないだけのことだったりします。
そんなことをしていたのが懐かしいです。
今や私の所のような診療所にも3D-CTの時代です。

しかもCT撮影から3D構築まで1分くらいでできてしまいます。


これであらゆる方向から歯や顎骨を診ることができます













一般的な歯科医院での用途は骨折とか腫瘍ではなく、インプラントや歯周病による骨破壊の評価、深い親知らずの位置の確認や顎変形症などの診断に用いられます。

 人間ドック同様に歯科ドックでもCT撮影を行い、顎口腔全体をくまなくチェックするのにも役立ちます。

 良い機械を導入して、素晴らしい画像を手に入れても、最終的に診断するのは人の目です。こればかりはどーにもなりません。
ドクターはこの目を鍛えないとダメなんですね。まだまだ頑張らないと。

(デジタル画像もいいけれど、やっぱりアナログのフィルムもいいかなぁ~)

 
さて、年内は29日まで診療します。
今年一年当院に来院いただきありがとうございました。

来年も正しい診断と正しい治療を心がけ頑張りたいと思います。
どうぞ来年も宜しくお願い致します。

それでは皆様良いお年をお迎え下さい。

 
幕張デンタルオフィス
院長 荒木大介

2012年11月22日木曜日

男らしく!

男らしさとは何か?

精神論で言えば、日本の武士道や名誉を重んじる文化、イギリスの騎士道やGentlemanであること、女性に優しいこと?また身体的特徴では髭を生やしたり、筋骨隆々な肉体や短髪であったりと、文化や地域、その時代背景などで大きくちがってきます。

最近ではユニセックスなファッションを好む男性や草食系男子やお弁当男子など日本における男らしさにも少し変化が見られます。

さて、それでは心身の健康にとっての男らしさとは何でしょう?

男性として健康に生きるために重要な要素の一つとして、男性ホルモンであるテストステロンがあります。

先日の学会で泌尿器科の先生の講演を拝聴してきましたが、あらためてテストステロンが男性の健康や男性のもつ競争心や冒険心、社会性といったものにの密接に関わっていることを思い知らされました。

そしてテストステロンの低下は筋力低下、疲労感、頻尿、性機能低下など色々な身体症状、不安やイライラ、うつ、不眠、集中力の低下といった精神症状にも影響をおよぼすそうです。

テストステロンは加齢とともに減少しますが、ストレスや肥満、喫煙等でも顕著に減少していきます。

 一番気になるところの、どーしたらテストステロンを維持できるのか?

まず、肥満にならない食生活です。亜鉛の摂取も良いどうです。そして適度な有酸素運動と軽い筋トレです。ヘビーな運動はテストステロンの低下につながります。
睡眠やリラクゼーションで副交感神経を高めることも重要です。


男性のみなさん、お互いテストステロン維持に頑張りましょう!

もちろん女性ホルモンのエストロゲンの講演もちゃんと聞いてきました。またの機会に書きたいと思います。

2012年10月5日金曜日

美味しいおみやげ

スタッフからのハワイのお土産です。


パイナップルの形がトレード・マークのホノルルクッキーカンパニー 僕は甘いものが大好きなので、スタッフがハワイに行くと必ずお土産に買ってきてくれます。


お気に入りはダークチョコレートマカダミア! サクサククッキーにチョココーティング。これが美味しい!


僕が行った時のお土産との定番はハワイアンホーストのマカデミアナッツチョコレートでした。

                 
時代が変わるとお土産もかわるんですね。


でもアンチエイジングでは甘いものはダメです!
酸化と糖化ストレスが最も良くないことは十分わかっているのですが、なかなか甘いものはやめらせませんね。

女性の方も要注意です。糖化ストレスはお肌のハリがなくなったり、たるみやしわ、肌のくすみといったお肌の老化を促進しますよ。
甘いものはほどほどに。

それでもどーしても食べたくなったら日本から通販もで買えますよ!

ホノルル・クッキー・カンパニー
http://www.honolulucookie.com/

2012年9月11日火曜日

贅沢なうたた寝


世界中に素晴らし舞台芸術は沢山あると思いますが、日本の伝統芸術の一つである能は、本当に日本人のDNAにピッタリとハマると思います。
言葉は少し難しいけれど、所詮は日本語。よく聞いていればなんとなくわかるものです。


先日は外国人のファミリーも観賞していて、子供も食い入るように見ていましたよ。
きっと怖い表情の能面に興味があったのかも知れません。


Japanese Noh Mask Noh Men


国立能楽堂






 


                  
 
 
 
私の前列の座席は素敵な和装のご婦人が5~6人座っておりましたが、始まって10分くらいで全滅です。
 
最前列の紳士はなんと3分でダウンです!

みなさんこうべを垂れて気持ちよさそうにお休みになられていました。

いいんです。いびきさえかかなければ。実際眠くなります。

おかげで私はよく見えました。


あの独特な世界感と旋律。「いよ~」 カン! ポン!とか「いや~」ポン!といった鼓に、「なにがしでござる。」とか「なになにつかまつりそうろう。」とか???

でも大丈夫です。10分寝て起きても、場面も変わらなければ、シテ(能を舞う主役)は1cmくらいしか動いていませんから。
重要文化財に指定されている平泉白山神社の能舞台です。

能舞台は本来このように屋外にありましたが、木造建築で壊れてしまうので、現在の様な立派な能楽堂の中に設置されています。ですから室内なのに屋根があります
 
 
こんなこと言ったら本物の能楽ファンに怒られるかもしれませんが、みなさんも忙しい現代社会を忘れ、幻想的な世界でうたた寝してみてはいかがでしょうか。

多分昔々はお殿様も酒を飲み、うたた寝しながら御観賞されていたことでしょう。

ぼくが能楽で一番好きなところは、突然パッ!と終わり、舞台のそでに静々と下がって行く、何とも表現しがたい終わり方が好きですね。

「寂び」と言うのかさみしい静けさも日本文化の良いところで、僕は大好きです。最高の美意識だと思います。

みなさんもちょっぴり贅沢なうたた寝を!!
 
 

2012年8月31日金曜日

夏の終わり


今年もあっという間に夏が過ぎ去っていく。
いつの日からか、夏休みなんて言葉は少年の頃の思い出の中にしかなくなった。

さて、今日は早く帰って久しぶりにDVDでも観ようかな。





 

2012年7月9日月曜日

抗加齢医学



5・6・7月は通常の診療以外に学会や勉強会が多くて忙しいです。

先日も日本抗加齢医学会総会に行ってきました。

最近テレビや書店で良く見聞きするようになったアンチエイジング、長寿遺伝子、テロメアなどなど。これらのことを研究、実践し健康長寿の実現を目指す日本最大の医学会です。

どのシンポジウムもその道の第一線で研究されている先生方のお話でとてもおもしろく大変勉強になります。

バランスの良い食事と睡眠、そして適度な運動。頭ではわかっていてもなかなか・・・

特にタバコはダメですよ。はやく死んじゃいますよ。
たばこの煙には約4千種類の化学物質と約60種類の発がん性化学物質が含まれています。たばこの煙は肺などの呼吸器系だけでなく、いくつかの発がん物質は血流に乗って運ばれ、あらゆる臓器に影響が及びます。

がんをはじめ冠動脈疾患や脳卒中、白内障、股関節骨折などいろいろな疾患を引き起こす原因になります。

そして受動喫煙でも肺癌や冠動脈疾患、子供の中耳炎や乳幼児突然死症候群なども引き起こす可能性が高いと言われています。
もちろん歯周病の原因でもあります!

体内時計や時計遺伝子の講演もありました。
人間の1日約24時間の正しいリズムは、脳幹にある視交叉上核に時計中枢がありリズムを発振しています。これらは、光刺激を目の網膜にあるセンサーでとらえて視交叉上核に伝達され、時計のリズムが修正されます。
なので朝日をあびて目覚めることが重要で、これで体内時計リズムがリセットされます。それと夜ベットの中でいつまでもスマホやタブレットPCなんかをいじっていちゃダメです。あの画面のバックライトもかなり強い光刺激なので、明暗リズムが狂うと考えられています。

これ以外にも体の中には沢山の細胞時計が存在します。もうひとつ大事なのが摂食リズムです。例えば海外に行った際の時差ぼけです。これは明暗リズムがずれて起こりますが、食事の時間を日本にいる時から現地時間に合わせていると体内時計は食事刺激で同調されていきます。
このように明暗刺激による視交叉上核のメインの時計と肝臓などの末梢時計すべての調和が大切です。

現代社会では乱れがちな生活リズムですが、朝日を浴びてめざめ、バランスのとれた朝食をしっかりと食べるのが、アンチエイジングにも病気を治すのにも大切なんですね。



2012年3月29日木曜日

いろんなマスク

近頃マスクをしている人がとても多いですね。ちょっと前まではインフルエンザ対策で、この季節は何と言っても花粉症対策でしょう。
歯医者は一年中つけていますけど。


マスクにも色々な種類があります。
数年前に話題になったSARSや新型インフルエンザの時にテレビなんかで良く見かけるようになったのがN95マスク(微粒子防塵マスク)です。
病院などでは結核病棟に行くときに医療従事が装着しています。
こんな感じのマスクです。
米国防塵マスク規格の一つで、Nとは Not Resistant to oil(耐油性無し)で、95とは塩化ナトリウムの試験粒子(0.075μm)での過効率が95%以上の意味です。
 一般的に僕たちの使っている医療用のサージカルマスクより厳しい条件下で測定されますので性能は良いです。


今僕の使っているマスクはこれです。

 ●BFE(細菌濾過効率)  >99%(ブドウ状球菌(約3μm)
●PFE(微粒子濾過効率) >99%ポリスチレン粒子(0.1μm)
●△(Delta)P≦1.6mmH2O/cm2
●液体浸透耐圧(FR) 120mmHg

 呼気抵抗(デルタP)はマスクして息苦しくないかを見ています。いくら外から何も入らないくらいシールドしても息も吐けないんじゃ困りますよね。

で、医療で結構重要なのが液体浸透耐圧)とか血液不浸透性(FR)というものです。人間の血圧に相当する圧でマスクに合成血液をかけるとどの程度マスクに染み込むかを見ています。昔のガーゼマスクでは血が着くと染み込んでしまいます。僕のマスクは120mmHgなので、正常値の血圧の場合は大丈夫だけど高血圧の圧には耐えられないということでしょうか?血圧に合わせる必要はないような気がしますが・・・
動脈も大きく傷つければドバッと出る。血管に針の穴の様に傷つけると噴水のように吹きあがります。
これはマスクにさらにフェイスシールドがついた手術用マスクです。


昨年起こった原発事故の映像で事故処理にあたられていた方々が装着していたものはおそらくベント付きN100と思われます。

もちろん放射線そのものやガス状の放射性物質にはまったく効果はありませんが、放射性微粒子の吸入防止に一定の効果が得られます。

 

そして今もっとも必要とされている花粉症対策マスクですが、ディスカウントストアや薬局等で売っている、一番安いマスクで十分でしょう。
花粉のサイズは10~100μmくらいですから何でも大丈夫。

これがどのくらいの大きさかと言うと、僕はとっても目がいいので50μくらいなら肉眼で見えると思います。

ちなみに他の物質の大きさは細菌が0.5~5μmくらい、インフルエンザウィルスで0.08~0.12μmくらいのサイズになります。
大事なのは安いマスクをこまめに新しく清潔にすることです。
さらにマスクを外す時はマスク表面に極力触れないことが大切です。表面は雑菌だらけですから、外側を中折にまるめて捨てるのがいいですね。
(最近マスクを外すと頬にマスクのゴムの跡がついている。10年くらい前は考えられなかったのに。)

2012年1月10日火曜日

診療室補修工事 その3

床の補修工事も無事終了!

床の補修工事をして下さった業者さんは、みなさん親切で仕事もキレイ!

さすが職人といった感じです。

材木を切ったり、釘を打ったりクロスを切って糊で貼ったりと細かい作業もテキパキ進んで、終わった後はチリひとつも落ちていませんでした。

ザ職人ですね。現場責任者が優秀な指揮官だと、いい仕事ができるんですね。

私も見習わないといけません。






さて、次はいよいよ歯科器材の搬入と設置です。




バラバラの治療台を組み立てていきます。

これだけ世の中には歯科医院が多いのに、こちらの業界は半人前です。
素人に毛が生えた程度ってところです。
ザ職人集団とは程遠いですね。
これではいけません。
本を正せば我々歯科医師に問題があるのでしょうが・・・

歯科機材屋さんも材料屋さんも担当の方は一生懸命でとっても良い方たちなんです。


なんとか治療台も設置されて、診療に間に合いました。
内装担当の工務店のみなさん、歯科機材屋さんありがとうございました。

少しはキレイになった診療室で気持ち良く治療を受けていただければすれしいです。


私も歯科職人としてもっと頑張らねば!

2012年1月9日月曜日

診療室補修工事 その2

据え付けてある診療機材をすべて撤去したあとはいよいよ床の補修です。

待合室の床のクラックも補修しました。
待合室の床

診療室もクロスを剥がして床の補強工事です。



そして最後はきれいにクロスを貼って床補修終了!


明日は診療台を元にもどす工事です。

2012年1月8日日曜日

閉院!?

治療で使うイスがバラバラになってしまいました。












もちろん閉院ではありませんよ!

医院の入り口のドアの修理と、老朽化と地震もあったので底上げしている床のメインテナンスです。

治療中に床がズドン!なんてことになったら大変ですからね。

それにしても見事にバラバラ状態です。

治療のイスがないと広いなぁ〜

もともとスペースは広くて平均的な歯科医院の2軒分くらいあるんです。

ごちゃごちゃしているとこれでも狭く感じてしまいます。

これを機に医院内の整理整頓をしようかなぁ〜

2012年1月4日水曜日

仕事始め

さて今日から2012年の仕事始めです。

私の医院は1月6日から診療開始なんですが、私自身は4、5日と他の病院でバイトがあるので今日から診療スタートです。


今年の医院のテーマは、「美容と健康、アンチエイジング!!」

老若男女みなさん健康的に美しくです。

もちろん私自身もうんと努力しないとダメなんですが。

今年も一緒に元気に頑張りましょう!

2012年1月1日日曜日

happy new year 2012

 明けましておめでとうございます

みなさまにとって、健康で幸せいっぱいの一年になりますように


東京タワーのイルミネーションもとってもキレイです。






今年もどうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウィルスの抗体検査してみました。

スタッフのSARS-CoV-2 IgG抗体検査をしてみました。 全血より血清の方が精度が良さそうなので、まずは採血💉をして、ゆる〜く遠心分離をかけます。 まずは採血 💉 (全血)           そして遠心分離をかけます 上清の 血清 のみ取り出し、試験ストリップに滴下し...