2015年10月17日土曜日

安全第一!


15年くらい前、まだ僕が病院の口腔外科に勤務していた時は顎顔面外傷が本当に多かったです。

酔っぱらっての転倒、ケンカ、車やバイクでの事故などなど。
最近では装備や環境が良くなったおかげで少なくなった様に思います。

お酒もスマートに飲まれる方が多いのか、酩酊状態で電信柱とか電柱に激突、縁石につまずいて転倒とか少なくなりました。(そもそも電信柱とか電柱が少なくなったのかなぁ?)これはかなりの確率で口唇裂傷、前歯破折あるいは顎骨骨折をきたします。

車の交通事故はハンドルやフロントガラスに顔面を強打しての顎顔面外傷です。後部座席もシートベルトをするようになり、エアバック装着車が増えたのでかなり少なくなったと思います。


今だに多く一番最悪なのが自転車やバイクです!
ちょっと転倒しただけでも歯の破折や顔面裂傷で、最悪は顔面骨粉砕骨折。
1カ所2カ所の骨折ならば手術も比較的簡単で機能的にも早期に回復しますが、バラバラに折れちゃうと顔の骨はとても繊細なので再建手術はものすごく大変です。

だからといって毎回毎回マウスピースして乗るのもちょっとなぁ。

自転車の場合はヘッドギアの装着程度で、最も重要な頭部を守ることはできますが顔面は完全に無防備です。

僕自身も10代の頃モトクロスバイクで転倒して唇をバックリと切りました。転ぶのが前提でそれなりの装備と転ぶ練習をしていてもとっさには反応できません。
僕の唇は機能的にも見た目的にも治っていますが、もともと柔らかい部分なので、シコリがなくなって周りの唇の柔らかさと違いがなくなるまで10年以上かかっています。


それにしても最近のヘルメットの性能はすごく良くなっています。
きちんと下アゴをホールドしてくれるので転倒時にアゴを守ってくれそうです。通気性も良くなっていてあまり蒸れたりしません。でも夏は地獄です。


               

上の三つは僕が使っているヘルメットです。

写真左はジェットヘルメットで口元部分が開いており解放感がありますが、頬から下アゴをきちんとホールドしてくれます。これがとっても重要です。

中央はオンロードタイプのフルフェイスです。安全性はこれが一番!万が一転倒しても、救急隊がヘルメットを外しやすく工夫されています。転倒で外れては困るけれど、緊急時は外せないとダメです。

右はオフロードタイプのフルフェイス。これは口元が口ばしの様に突出していて、若干解放感があり、実際に激しい運動時も息苦しくありません。ツバもついているので日よけ雨よけ泥よけ効果があります。


どんなに高性能なギアを身に纏っても、ないよりかはマシくらいです。でもそのマシくらいが重要です。

先日、仕事が終わってから何となくバイクに乗り、仙台まで行ってきました。日帰りのつもりだったのですが、もうこの時期の東北自動車道の夜は寒く、雨も降ってきたので急きょ途中で1泊。今はネットが繋がれば現在地からルート上のホテルを検索して、予約までできちゃいます。宿に着いたのは夜中の2時半過ぎ。翌朝は雨の中200㎞走って帰ってきました。

みなさん一緒に安全運転で楽しみましょう!



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スタッフのSARS-CoV-2 IgG抗体検査をしてみました。 全血より血清の方が精度が良さそうなので、まずは採血💉をして、ゆる〜く遠心分離をかけます。 まずは採血 💉 (全血)           そして遠心分離をかけます 上清の 血清 のみ取り出し、試験ストリップに滴下し...