2018年2月2日金曜日

フェルト 

手芸の材料として子供の頃から馴染みのあるフェルト。
日本でも茶席の紅いカバーとかお寺の中に敷いてある絨毯とか、お雛様のひな壇とか、沢山の緋毛氈が使われていますね。



茶席の緋毛氈
ここは平泉の毛越寺にある松風庵さん。
毛越寺浄土庭園では春になると曲水の宴が開かれます。
平泉はユネスコに登録された素晴らしい文化遺産が沢山あります。



最近では医療の世界でもこのフェルトが使われています。
これは僕が手術で使っているフェルトです。見た目も質感も手芸用とあまり変わらない感じです。



このフェルトは手術で切除した舌や歯ぐき等の組織を修復するために使います。
切除した組織の大きさにフェルトをカットして、下の写真にあるフィブリン糊と言われている接着剤で貼り付けます。
2~3週間ぐらいで傷はきれいに治ってきます。



医療の材料や機械はものすごく進化していますが、それを使う僕の腕がなかなか進化しません。何年やっても何十年やっても、後出しじゃんけんみたいに良いものが出てくる。あの時あーすれば、アレがあれば。考えるときりがありません。いま目の前のことを全力でやるのみです。








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