2011年2月16日水曜日

Paper knife

僕の机の上には数本のペーパーナイフがあります。
よく切れるもの、カッコはいいけれど切れ味がわるいもの、まったく切れないものまでいろいろです。

活版印刷が発明され、ヨーロッパ諸国では新聞や書籍が印刷販売されるようになりました。当時の書籍は裁断や表装はされておらず仮綴じ状態で、自分で裁断しながら読むか、あるいは製本屋さんに出して「ルリユール(reliure)」してもらっていたみたいです。書籍はかなり高価なもので、貴族や富裕層でなければ本を読むことなんてできませんでした。ですから、本を読む際に必要なペーパーナイフも綺麗に装飾されたものも多く、一つのステータスシンボルであったみたいです。

現在でもフランスでは自分であとからRelie(=仏語で“つながる”の意)をする仮綴じの本が販売されているそうです。

残念ながら僕にはそんな素敵な本に出会ったことも読むための教養もないので、ペーパーナイフはもっぱら封筒を開けるためだけに使っています。これも大切な使い方です!

日本にもアンカットの本があるらしいので、いつかは自分のペーパーナイフを使って、1ページ1ページ切離しながら読んでみたいものですね。


左のペーパーナイフは立派な鞘なんかついているくせに肝心の刃がガタガタでまったく切れません。左から2番目はGucciの高級品。3番目は刃に厚みがあってこれまた切れない。そして右端のナイフが一番のお気に入り。シンプルなデザインで良く切れます。







ナイフと言えば、商売道具の一つScalpel(スカルぺル外科用メス)!!
これは切れ味鋭く繊細でなければ困ります。

刃先も尖ったものや丸いもの、カマ型のものやグニャグニャ曲がる刃のものまでいろいろな種類があり、手術で切る部位や用途によって使い分けます。




これはドイツ製のスカルぺル






僕のお気に入りは安全カミソリで有名な日本製のFEATHERです。
フェザー安全剃刀株式会社のスカルぺル









どーです。良く切れそーでしょ!
良く切れますよ!!


2011年2月15日火曜日

White Valentine's Day

港区愛宕、午前1時。外は真っ白。

そろそろ家に帰ろうか?

日比谷通りの皇居周辺はやや路面凍結です。

晴海通り銀座界隈の道路はぐちゃぐちゃです。

そして豊洲を抜けて357号に入ると高架橋はかなり凍結しています。

朝はきっと雪の影響で交通は乱れることが予想されるので、これから医院に戻って仮眠することにしましょう。

みなさんも通勤通学は余裕をもって転ばないよう注意して下さいね。

2011年2月9日水曜日

院内LAN

ダラダラと院内LANを組みなおしていたため、なかなかブログの更新ができませんでした。

医療界もいろいろIT化が進んでいますが、コンピューターの苦手な私は、簡単なLANでも本を見ながら一苦労です。

電子メールにはじまりホームページやブログ、電子カルテにWebDAVなどなど。今や苦手では歯医者もできなくなってしまいます。

以前からプライベートでも仕事でもMacとWindowsの両方を使っていますが、それがますます複雑にしているような・・・データの整理をすればよいのでしょうが、それもなかなか・・・です。

少し前までパソコンもめちゃくちゃ高かったので、自宅には古いパソコンが捨てられずに何台もあります。邪魔なんですが、給料の何カ月分もしたので(当時研修医で給料は月12万8000円くらい)捨てられません。モデムつけたり、ハードディスクやメモリーの増設などなど。
そもそもホームページなんかほとんどなくて、つながるのはNetscapeのホームページくらいだったかなぁ。



私が初めてかったノートパソコン、Macintosh PowerBook 180c !
8.4インチバックライト付きアクティブマトリックスカラー液晶ディスプレイで、なんと美しいこと!
学会が近くなるとみんな遅くまで医局で仕事をしているのですが、もう周りの先生に自慢したくてたまらなかったです。肝心の学会発表の中身はそこそこなのに、ハードは最高でした。



これはほとんど使うことがなかったポータブルカラープリンター!
フタを閉じるとPowerBookの半分くらいの大きさで鞄にも入るサイズです。

これも捨てられない・・・

新型コロナウィルスの抗体検査してみました。

スタッフのSARS-CoV-2 IgG抗体検査をしてみました。 全血より血清の方が精度が良さそうなので、まずは採血💉をして、ゆる〜く遠心分離をかけます。 まずは採血 💉 (全血)           そして遠心分離をかけます 上清の 血清 のみ取り出し、試験ストリップに滴下し...